東洋(医学)では古くから保健の概念がありました。それが「未病」概念です。未病は、「未ダ病ニアラズ」と読み、病気ではないのですが、「未ダ」ですから病気が直ぐそばに来ている意味になります。病気の前に未病のうちに管理して病気から遠ざけることを「治未病」あるいは「未病治」と言います。「治」とは管理する意味です。
従って、「未病」は、「東洋型保健」ということができます。
また、東洋医学では「食薬同源」といって食が薬になると説明していますが、我が国では、「食薬同源」を「医食同源」と発展させた概念を創っています。「医食同源」は、食が健康の源とも解釈できます。いずれにしても食が体を作ることは科学的現実と思います。
このように東洋では、古くから中国を発症として保健が盛んでした。